現役公務員のあなた、こんにちは。元公務員のすぐるです。
今日は、現役公務員のあなたにおすすめの資格を紹介したいと思います。
公務員になったから、スキルなんてなくても一生安泰だ!と思っている方。
そんな甘くはないですよ。人生何があるか分かりません。
総務省が公表している「令和元年度 地方公務員の退職状況等調査」によると、令和元年度の離職者128,869人の内、定年退職は70,207人。
なんと、定年退職している人は54%しかいないんです!
ということは、退職する地方公務員の約半数が定年退職以外での退職ということになりますね。
( 令和元年度 地方公務員の退職状況等調査 参照)
公務員は、民間企業と違い、資格を取るよう強制させられることはほぼありません。
でも、人生何があるか分かりませんし、いつ転職・起業することになっても大丈夫なように自主的に資格を取っておく必要があるのです。
現役公務員におすすめの資格とは?
では、現役公務員におすすめの資格とは何でしょうか?
私自身は、公務員時代に何も資格はとっていませんでした…。笑
でも、今こうして起業してから、「どんな資格を取れば、どんなスキルが身に着くか。」ということがある程度分かってきたんですよね。
公務員のままでも、民間企業に転職しても、そして起業することになっても使える資格を厳選しましたので、紹介したいと思います。
① 日商簿記
まずは、日商簿記ですね。
公務員の場合、日商簿記自体必要になることはめったにありません。
必要になる部署は、会計部門。
ですが、国家総合職や地方上級で出世したいなら、会計部門はおすすめ。
会計を含めた人事・政策などの課長は人気のポストだからです。
また、国家一般職や地方中級などのノンキャリアでも、会計部門は人気です。
転勤がほとんどなく、残業手当も付きやすいです。
それに、転職や起業するにしても日商簿記は絶対取っておいた方がいいです。
例えば、経理や営業では頻繁に日商簿記を使いますし、転職の際に資格を持っていると高く評価されます。
起業しても、一緒。私自身、簿記の資格を取ろうか悩んでいるくらいです。
日商簿記の資格は、1級~3級まで3種類。
2級まで取れば、十分でしょう。
② FP(ファイナンシャルプランナー)
次に、FP(ファイナンシャルプランナー)。
FPは、幅広い部署で活用可能ですね。
例えば、
- 社会保障関係の部署…国民健康保険や国民年金の知識が役に立ちます。
- 市民税課・資産税課・人事課…所得税・住民税・固定資産税の知識が役に立ちます。
- 管財課・土地計画課など…不動産の知識が役に立ちます。
どちらかと言うと、市民に直接触れ合うことの多い市役所などに需要がある資格です。
また、FPは転職や起業する場合もおすすめできる資格ですよ。
民間企業の中には、従業員向けの社内ファイナンシャルプランナー(FP)を雇用しているところもあります。
社内ファイナンシャルプランナー(FP)になれれば、社員のライフプランについても相談に乗ってあげられますね。
いずれにせよ、家計管理はもちろんのこと、マイホーム購入や子どもの進学といったライフプランを立てる際にFPの知識が活かせるでしょう。
FP3級…年に3回開催されています。受講料は、学科3,000円と実技3,000円の計6,000円。
FP2級…こちらも年に3回開催されています。学科4,200円と実技4,500円の計8,700円。
③ MOS
3つ目は、MOSですね。
MOSは、全公務員に使える資格ですよ。
MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストの略。
ワードやエクセル、パワーポイントなどの資格のことです。
公務員って、ほとんどが事務作業。
ワードで文書を作ったり、エクセルで表を作ったりすることが多いですよね。
資格を持っていると、時短になりますし、自分の強みにもなります。
また、MOSは転職や起業でも使える資格。
ビジネスパーソンなら、ワードやエクセルは絶対に必要ですよね。
MOS…スペシャリストとエキスパートの2種類あります。だいたい1か月に1~2回のペース。受講料は、9,800円(税抜き)と11,800円(税抜き)。
最後に
今日は、現役公務員のあなたにおすすめの資格についてのお話しでした。
一生公務員の割合は約54%!
転職や起業することも考えて、早めに資格を取っていきたいところですね。
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それでは、また。
日商簿記3級…年3回開催されており、受験料は税込2,850円。試験内容は「商業簿記」のみで、試験時間は休憩時間なしの60分です。
日商簿記2級…こちらも年3回開催されてます。受験料は税込4,720円です。試験内容は「商業簿記」「工業簿記」の2つで、試験時間は休憩時間なしの90分です。