公務員の副業に農業ってどうなの?実践者にインタビューしてみた

公務員 1 1 - 公務員の副業に農業ってどうなの?実践者にインタビューしてみた

現役公務員のあなた、こんにちは。元公務員のすぐるです。

公務員だけども、副業したい!と思っている方は多いのではないでしょうか?

でも、公務員って基本的には副業が禁止されています。

例外的に、公務員でも許されている副業として「小規模農業」があります。

実際、小規模農業をしてどれくらい稼げるのか?作業量はどれくらい必要か?

現役公務員の方にインタビューしてみました。

公務員の副業で農業は可能なのか?

繰り返しますが、公務員って基本的には副業が禁止されています。

  • 国家公務員法 第103条
  • 国家公務員法 第104条
  • 地方公務員法 第38条

この辺りの法律で禁止されていますね。

簡単に、法律の内容を要約すると…

公務員は、国民や市民の奉仕者としての役割を担っているから、原則営利目的の副業は禁止です。

という感じです。

裏を返せば、営利目的の副業でなければ、公務員でも副業が可能である場合があります。

例えば、株式投資やFX、不動産投資、仮想通貨、投資信託などの投資系。

投資は営利目的の副業ではなく、資産運用としての役割が大きいので、公務員でも副業することが可能です。

では、農業はどうでしょうか?

農業も、小規模なものであれば、自家消費が目的であるということで、公務員でも副業することが可能です。

ただし、大規模な農業の場合、経営して利益を上げるのが目的だと認識されてしまうので、許可が必要です。

許可が必要な規模は明確には定められておりませんが、自給的農業と販売農家の逆目である「耕地面積が30a、農産物の年間販売額が50万円」を超えるようでしたら許可申請することをおすすめします。

公務員の副業で農業をしている方にインタビューしてみた

ぶっちゃけ、公務員の副業で農業すると、どれくらい稼げるものなのか?気になりませんか?

私自身、農業の経験はありません。

そこで、現役公務員の方で、副業で農業をされているSさんにインタビューしてみました。

なぜ、公務員の副業で農業をしようと思ったのですか?

技術系の公務員として役所に勤めながら農業をしています。農業をゼロから始めた訳ではなくて、実家の稲作を継いだ形になります。いわゆる兼業農家です。先祖代々の田んぼがあって、農業を営んできたのでその流れを受けていつかは農業をしなければならないと思っていましたが、なかなか気が進まなかった状態でした。しかし、親が高齢になって親だけで農業を続けることが難しいように見えてきたので、また、親が動けるうちにいろいろと伝授してもらったほうがよいと思ったので、農業を始めました。 

農業で、どれくらい稼いでいますか?

兼業農家は、農業だけで生計を立てているわけではありません。また、公務員は法律等で兼業が禁止されています。例外として、親から引き継いだ兼業農家や宮司などがあります。もう少し詳しく言うと、相続した農業でも規模が規定より大きいものだと許可を得なければ営むことはできません。私の場合は小規模だったのと、農業が主な収入に該当しないため、許可を取得することは不要です。なので、収入は細々とあるものの、苗や農薬の費用、トラクターや田植機やコンバインの維持管理費用を差し引くと赤字です。先祖代々の田んぼを守るためと、近所への体面と、水利組合への半強制参加のために止められないというのが実情です。

農業をやってみた感想を聞いてもいいですか?

兼業農家なので、休みの日に農作業を行うこととなります。公務員の仕事は楽そうに思われていますが、部署によりけりで、また、時期によって忙しさに差があります。農業の稲作は、当然、田植えをする6月~7月と、稲刈りをする10月頃が忙しくなります。この繁忙期が重なると、身体的な苦痛はとても辛いものがあります。平日は残業をして、休日は朝から晩まで農作業をして、休まる暇がありません。天候が悪くて休日に稲刈りが出来なくても、稲はどんどん実っていくため放置できません。最後は無理を言って休みを取得して稲刈りを必死でやっつけるということになります。また、水利組合の中では若手として扱われ、事務的な作業を担わされます。書類作成と電話連絡があって、この手間は小さくない負担です。

公務員の副業として、農業はおすすめできますか?

公務員は副業の許可という壁があるため、相続で許可を得られる数少ない事例を除いて、公務員をしながら農業をして、生計を立てていくことは難しいと言えます。ゼロから農業を始める場合を調べると、農業委員会の許可を得て権利や土地を取得する必要があり、それが認められる規模が50アール(5000m2)以上ということになっています。この規模は兼業の許可を必要とするものになります。兼業の許可要件が相続以外は認められにくいことからして、公務員が農業を副業として生計を立てていくことは難しいと言えます。

いかがだったでしょうか?

職場に許可が必要ない、小規模農業を実践されているSさん。

収入は細々とあるそうですが、苗や農薬の費用、トラクターや田植機やコンバインの維持管理費用を差し引くと赤字だそうです。

また、田植えをする6~7月と、稲刈りをする10月は特に忙しいそうで、休日も休まる暇がないそうです。

公務員の副業で、小規模農業はおすすめできない。とおっしゃっていました。

公務員におすすめの副業を紹介します!

では、公務員におすすめの副業は他にあるでしょうか?

株式投資やFX、不動産投資、投資信託、仮想通貨などの投資系でしょうか?

私自身、数多くのビジネスに挑戦してきましたので、だいたいの副業の難易度やどれくらい稼げるか?というのは把握しているつもりです。

私のおすすめは、FXですね!

ざっと、おすすめである理由を説明すると…

  1. 公務員の副業として、許されている
  2. スマホ1台で、片手間でできる
  3. 少額から、リスク少なく始めることが可能

(※FXには、いろんな手法があります。現役公務員のあなたにおすすめなのは、「トラリピ」を使った自動売買ですね!)

最後に

今日は、公務員の副業で農業がおすすめできるのか?という話でした。

小規模農業なら公務員でも可能ですが、手間と収益を考えるとおすすめできませんね。

公務員のメリットは、ずばり安定!

公務員は、家族や趣味の時間を大切にして、副業は片手間でやった方が人生楽しいと思いますよ!

それでは、また。