【体験談】現役公務員の副業に、LINEスタンプ販売ってどうなの？

現役公務員のあなた、こんにちは。元公務員のすぐるです。

公務員でも、副業がしたい！という方は多いです。

趣味でイラストを作っている方の中には、LINEスタンプ販売できたらいいな。と思う方もいるのではないでしょうか？

公務員の副業に、LINEスタンプ販売ってどうなのでしょうか？

1 公務員の副業で、LINEスタンプ販売は可能なのか？
2 公務員の副業として、LINEスタンプ販売をしていたQさんに質問
3 公務員のためのLINEスタンプ販売副業の始め方
- 3.1 ① SNSでファンを集める
- 3.2 ② LINEスタンプを販売する
4 公務員におすすめの副業は？
5 最後に

公務員の副業で、LINEスタンプ販売は可能なのか？

結論から言いますと、公務員の副業でLINEスタンプ販売をするのはNGです。

（抜け道も紹介しますので、最後までご覧ください。）

公務員は、法律で副業をすることが禁止されています。

国家公務員法第103条
国家公務員法第104条
地方公務員法第38条

これらの法律で、副業をすることが禁止されていますね。

ただし、公務員が禁止されているのは営利目的の副業。

営利目的の副業とは、一言で言うと「お金稼ぎの副業かどうか？」です。

LINEスタンプの販売は、スタンプを販売してお金稼ぎをしたいからする副業ですよね？

なので、当然営利目的の副業。

LINEスタンプ販売の副業は、公務員には禁止されています。

公務員の副業として、LINEスタンプ販売をしていたQさんに質問

私自身、これまでにLINEスタンプ販売をしたことはありません。

なので、実際どれくらい稼げるものなのか？未知数ですので、公務員の副業としてLINEスタンプ販売をしていたQさんにインタビューしてみました。

LINEスタンプ販売をしたきっかけを教えてください。: 元市役所勤務の地方公務員です。既に転職しましたが、6年間に渡り、市役所で勤務していました。市役所勤務というのは想像以上にストレスが多く、かつ残業以外の方法では収入を増やすことも出来ないため、何か、楽しく小金稼ぎが出来る方法がないかと考えた末に、LINEスタンプの販売という発想に行きついたのが始まりです。副業禁止の規定に著しく抵触する恐れもなく、公務員としての身分に丁度良い取り組みでした。

LINEスタンプ販売をしてみて、どうでしたか？: LINEスタンプは、自作のイラストに台詞をつけたオリジナルのものを作りました。一度に販売するスタンプの数は可能な限り最大数に増やし、値段も最安に設定し、少しでも売れやすくなるように工夫を施しました。作り始めの頃は、これで常に収益が期待できる日常が始まるのだと、非常にウキウキした気分でした。しかし、現実はそう甘いものではありませんでした。初めてスタンプが売れたのは、LINEスタンプの販売を開始してから3ヶ月後のこと。3ヶ月という時間をかけて、ようやく38円の利益が出たのです。そしてそれ以後、またスタンプが全く売れない期間が続き、売り上げとしては、年間でも100円少々にしかなりませんでした。

※ちなみに、Qさんは収益が出るころには公務員を退職されていたそうです。

これからLINEスタンプ販売をしたい公務員の方に向けて一言お願いします: なかなかに厳しいものだな、という現実を痛感しましたが、何が敗因かも一定自覚はしています。そもそも、LINEスタンプの販売を試みている売り手というのは、個人でも法人でも星の数ほどいます。そんな供給過多な状況で、一介の素人が目立たずスタンプを販売したところで、そもそも人の目に留まることすらありません。個人が効果的にLINEスタンプ販売の利益を上げようと思えば、Twitter、Youtubeなどのその他のSNSを用いて、まずは自らの発信内容を目当てに集まってくるフォロワーを作ることが必要かと思われます。LINEスタンプ1本で勝負しようとするよりも、何らかの他のチャンネルとの相乗効果を狙うのが、効果的と言えるでしょう。この際、現役公務員であれば、その立場が障壁になることは否めません。顔出しでインパクトのある投稿内容を続けることは、公務員としての立場に悪影響を与える可能性があります。批判の対象になることも、勤め先から自粛を求められるかもしれません。また、何らかの著作権侵害にあたるようなLINEスタンプを作成・販売してしまうと、それが問題となり、本業で処分を受けることにもなりかねません。通常の職業よりもことさら、自らの発信内容に問題がないかを注意しながら、収益に繋がる活動を進めることが大切です。

LINEスタンプ販売単独で稼ぐのは、厳しいようですね…。

SNSで発信してから、一定数のファンを獲得することが重要だそうです。